サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2008.3.3 [ 第5回 ]
画像流出

私は芸能通では無いので最近知った名前ですが、香港の某人気男性俳優が撮影した、複数の女性とのプライベート画像がインターネットに流出・露出し、大騒ぎになっているようです。
(どんなプライベート画像かの説明は自粛)
その女性の中には仕事を失ったり恋愛に障害が出た人もおり、流出元の男性俳優も責任をとって芸能界を引退するんだそうです。
画像そのものにも興味が無い訳ではありませんが、当社はデジタルデータの著作権や肖像権保護に取り組んでいますから、興味本位ではなくこの問題を考えてみます。
経緯は、デジカメ撮影した画像を保存したパソコンを男性俳優が修理に出し、その修理工場の悪意を持ったスタッフを介してインターネットに流出。だそうです。
私はプライベートな趣味や合意の上での撮影を非難する気はありません。
それは間違いなく“当事者の自由”です。
しかし、そんなデータの存在するパソコンを第三者に渡してしまったのは、男性俳優の認識が甘すぎたと思います。
ただ、彼に落ち度(反省点?)があったのは事実でしょうが、彼は意図的に犯罪を犯した訳ではありませんし、巻き込まれた女性は当然のこと、この男性俳優も被害者です。
「人の噂も75日」。この騒ぎは収まったとしても、残念ながら拡散してしまった画像は今後もインターネットや誰かのパソコン上に残り続けるに違いありません。
有名税にしても高い代償だと思います。
パソコン・インターネット・デジカメ・・・
さまざまなツールの進化と廉価化により私たちはその利便性を享受してきました。
しかし、一方で危険性も含む影の部分に関しては、十分に認識されているとは思えません。
むしろ、提供側はそういった影の部分をうたうことは、発展を阻害する要因として抑えてきたのではないでしょうか。
売上伸張や経済発展が重要な要素であることは間違いありませんが負の部分を隠す事で実現したような発展には必ず歪みが生じます。
便利さの影にある危険性に対して、ひとりひとりが注意をするのは当然ですが提供側も、こういった負の側面に対してもより一層の情報提供を進めるべき時代が来ているのではないでしょうか。
今回のような被害にあう可能性は、あなたにも、大騒ぎするマスコミの人にも、そして当然私自身にも存在してきたし、今後も存在し続けるものです。
画像
決して海の向こうの他人事ではありませんよ。
皆さん。
ブログやSNSや投稿サイトに画像や映像をアップする際には一度手を止めて、「この画像は永遠に他人に見られてもよいか?」を考えてみましょう。
さて、私もmixiのあの画像を削除しなきゃ・・・(笑
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