サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2008.4.1 [ 第7回 ]
あなたはどのタイプ?

春だというのに風邪を引いてしまい1週間ほど不調でした。
皆様。季節の変わり目ですから体調にはお気をつけ下さい。
「私の風邪は喉から。」「私は鼻から。」
風邪薬のCMではありませんが、風邪の引き方にまで個性があるように、人にはそれぞれ個性やタイプがあり、会社を運営していく上でもメンバーの個性やタイプの違いは興味深いものです。
ビジネス書なんかで出てくる例え話に「レンガ職人」のお話があります。

  三人のレンガ積み職人がレンガを積んでいました。
  通りがかりの旅人が三人に「何をしているんですか?」と聞くと
  一人目の職人は「レンガを積んでるんだ。」と答え
  二人目の職人は「壁をつくっているんだ。」と答え
  三人目の職人は「礼拝堂をつくっているんだ。」と答えた。


同じ作業をしていても、違った考え方が出来、その考え方によって結果も異なるはずだ。と言う教えでしょうか。
ビジネス書に於いては、三人目の職人であるべきだと論じており、この例え話に触れた若き日の私などは猛烈に感化され「俺は礼拝堂職人になるんだ。」などと、意味不明の決意をしたりしたものです。
それから十数年。多感だったその若者も一般的に中年と言われる年齢になり近頃などは、若い人に会うと偉そうに説教じみた事を語ったりするようになりました。
(あぶないあぶない。今に嫌われるな。)
さてさて、ここからはそんな中年男と、とある飲み屋さんで接客してくれた女性とのお話です。
彼女は19才だったでしょうか?お昼はデザイン系の仕事をしてるそうで、いろいろと話をしているうちに仕事をするときの心構えみたいな話題になりました。
中年は、少ししたり顔で上述のレンガ積み職人のお話を披露しました。
彼女は初めて聞いた話だったそうで、えらく感心した様子でしたが、しばらく考え、
「私は仕事の全体像が必要以上に見えてしまうと、変なことや、気にしなくて良いことまで考えてしまってエネルギーロスを起こし、結果、成果物のクオリティが落ちてしまう。脇目もふれないレンガ積み職人が自分と自分の仕事にはあってると思います。」と答えたのです。
「むむむ。おぬし、なかなか出来るな。」
その考えが正しいかどうかではなく、きちんと考えて自分なりの答えをその場で返せるなんて意味もなく礼拝堂職人に憧れた若き日の私などより、余程しっかりしてますね。
おおよそ芸術的なクリエイティブさを持ち合わせない私には、デザイン仕事のなんたるかが理解出来ていないということもありますが、少なくとも彼女の意見に対してはしたり顔の反論は出来ませんでした。
いやはや。まいったまいった。
こういう個性や意見の違いに触れることって、私たちが社会の中で生き、そして人と出会う楽しみですよね。
さて、そんな喜びを求めて今夜も飲みに行きますか。
■ 第251回〜第300回
■ 第201回〜第250回
■ 第151回〜第200回
■ 第101回〜第150回
■ 第51回〜第100回
■ 第1回〜第50回