サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2010.8.16[ 第64回 ]
小さな歩幅で歩み続ける

私が徳島県の田舎町(美波町)出身であることはコラムでも何度か書いてきましたが、このお盆も帰省して家族や古くからの友人と時間を共にしてきました。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」という詩句もありますが、やはり故郷で過ごす時間はかけがえがありません。
さて今夏、私は実家の家業の手伝いで同地区にある母方の実家の山に登ることになりました。
山
考えてみるともう30年も前になりますか。幼少期の私はこの野山で実に多くの時間を過ごしました。少年は春にはタケノコ掘りや山菜採り秋には栗ひろいと、今は亡き祖父母にくっついてこの野山を走り回っていました。
当時の懐かしさもあって、中年が少しはしゃぎ気味で大股で歩いたのが拙かったのか、急勾配の山道の下りで加速しすぎて制御が効かなくなり、ついに足を捻って転がり落ちてしまいました。
30年。心は少し戻れても身体の方はしっかりと年輪を重ねているようで…。
「山道を行く時は先を急がず小さな歩幅で歩き続けること。」当時70歳を超えていた祖母の話をふと思い出しました。
「どうして?」と訊く私に「そういうものなんだよ。」だけ。
今振り返ると、決して山登りだけのお話しでは無いように思われます。
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