第11回 感動3話

月に2度、月初と15日前後に更新している当コラムですが、この2週間の間に公私にわたって感動する事がたくさんありました。
あまりにもたくさんあったので会社関連の事3つに絞ります。

感動その1:辻さんとお会いしました
前回のコラムで紹介した吉田お奨めの一冊「愚直に積め!」の著者辻さんとお会いしました。コラムを更新した日に辻さんのブログにコラムに記載したことをメールしたところ、その日のうちにお返事を頂き、お会いいただけることも決まり、翌週に弊社にお越し頂きました。そのスピード感・フットワークの良さ、ベンチャー企業も顔負けです。
辻さんは著書から伝わる通りの熱い方でした。お話を伺うだけで、心強くなった気がします。このコラムをお読みの方に当日伺ったたくさんの言葉の中からひとつお裾分けします。
「最悪の状況が飢え死にする事だとすれば、現在の日本が持っている強みは最悪の状況になるまでの猶予が他の国よりも大きい事である。その余裕を持っているのだから、私たちは誰よりも挑戦が出来るはずだ。」(辻さん、吉田の聞き取りや理解に誤りがあればお許し下さい)
幸いにも与えられた余裕を守るべきものと捉えるのか、挑戦するための原資と捉えるのか。この時代ですからその差は想像以上に早く現れそうです。
辻さんには再びお会いすることになりました。
これからが楽しみです。

感動その2:全社合宿を開催しました
まだまだ少人数な当社ですが、オフィスが東京と徳島の2カ所に分散していることなどもあり、全員でじっくりと話し合う機会はなかなか持てない面がありました。そこで、日常業務以外の夢や課題などをじっくり話し合う場として「交流会(仮称)」の開催を企画。
どちらかのオフィスでも出来るのですが、非日常の環境にすることにも意味があると考え、第1回は日本発祥の地とされる「淡路島」で行いました。
メールやメッセンジャーやスカイプなど様々なITツールを駆使してコミュニケーションを図っているつもりですが、向かい合って話し合う事の意義を改めて感じた次第です。実り多い取り組みだと言うことで、サイファー・テックでは今後年に3回交流会を開催することになりました。
各自たくさんの業務を抱えている中ですから「議論するよりも足下の業務をこなしたい」と思っても不思議じゃないのに、全員、長時間&深夜に渡りご苦労さま。
追記:現在、交流会の正式名称を全社員の応募+投票で検討中です。
徳島勤務・最年少・実家暮らしのK君から上がってきた交流会の名称案のひとつは「プチ家出」。思わず笑っちゃいました。
非日常にする為にわざわざ両オフィスから離れた場所で開催した甲斐がありましたw。

感動その3:大家さんありがとうございました
会社設立より5年間を過ごした住み慣れた徳島オフィスですが
・人材増強に向けた準備
・通勤の便の改善
等々を目的に、この度引っ越すこととなりました。
これまでのオフィスの大家さんは本当に親切な方で、どれほどお世話になったか数えきれません。以前、オフィス内コミュニケーションの改善の為にと、無理を承知で相談したところ、大切な物件の壁をぶち抜いてくださった事もありました。いつもいつも私たちの事を気にかけていただき、東京での大家と店子の関係では想像出来ないようなお付き合いをさせていただいてきました。
それほど多大なご支援を頂いてきた方だけに、この度の引っ越しをお伝えするのが非常に心苦しかったです。きっと大家さんも、残念な思いはあったに違いありません。(物件は壁がなくなっているし・・・)
しかし、引っ越しの理由が「会社の拡大に向けた環境改善」という事が伝わると、ありがたい応援の言葉をかけていただき、また引っ越し先の近隣情報までご提供いただきました。
そのすがすがしさと優しさに、吉田基晴、涙が出そうでした。
企業の方針でよく見かける「顧客第一主義」。“お客様を最も大切にします”という約束でしょうし、素晴らしい考え方だと思います。しかし裏を返せば“お客様じゃなくなると大切にしない”主義とも言えます。
お金を払わなくなる私たちに対する大家さんのこのあり方、本当に美しいと思いました。

素晴らしい大家さんに恵まれた5年間だったこと、そして最後にも価値ある事を教えていただいたこと、大変感謝しています。
そのご恩に報いるためにも、立派な会社に育てていきたいと思います。
大家さん、本当にありがとうございました。