サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2011.4.1[ 第79回 ]

都内にも桜が咲き始めました。
これほど悲しいことがあっても時間は粛々と流れ、そして春が来るという事実はなんだか残酷でもあり、どこか安心させてもくれます。
今、"自粛"という言葉を頻繁に聞きます。
この国に住む人の、共感してひとつになる力のすごさを改めて知ったのだけど、気をつけないと、この共感や連帯感がずれた方向に繁殖して結果的にマイナスの方向に振れかねません。
例えば花見。
今年の桜を眺めながら何を想うか、眺めながら仲間と何を語り合うか、そこには自粛してはいけない特別な価値があるように思うのです。
無駄は極力自粛すべきでしょうが、無用な自粛は極力避けるべきだと思っています。
被災地の皆さんは懸命に生きようと今もがんばられているのですから、幸いにも被災しなかった私たちがそれ以上に生を全うしようとすることは大切な事ではないでしょうか?
今回の震災で失われた多くの命と、失われなかった多くの命がありました。
「散る桜 残る桜も 散る桜」。
生き残った僕たちもいずれは死ぬ身です。
であれば、その日を迎えるまでは働いて、笑って、時には飲んで、一所懸命に生きてみようと思っています。
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