第107回 朋輩

“朋輩” (ほうばい)。
ひびきがどこか田舎くさくて、”同僚”や”仲間”よりも親しげで、滅多と使うことはありませんが好きな言葉でございます。

今、仕事上で大きな課題にぶつかっております。
そんなとき、2年ほど前に我が社を離れた友が偶然連絡をくれ、課題の内容を聞いて「解決に協力したい」と、駆けつけてくれました。
無理なお願いにも関わらず電話ひとつで駆けつけてくれました。

他社でも研鑽を積んでいるのでしょう。随分頼もしくなった姿が嬉しかった。
自信が彼をさらに優しくしているのでしょう。親身に一緒になって知恵を絞り、ノウハウをうちの社員に惜しげもなく教えてくれる姿が眩しかった。

うちの社員と議論する彼の姿を眺めていて、ふと「ほうばい」という言葉が浮かびました。

「ほうばい」
素敵な言葉でございます。