第13回 幼子に学ぶこと

私事半分な話題で恐縮ですが、私には1歳3ヶ月になる娘がいます。近頃は簡単な単語も覚え、高速で歩き回り、自我も強くなってきたようです。
そんな娘から実にたくさんのことを教わります。世にはビジネス書籍や自己啓発本や、いわゆる勝ち組へと導いてくれるらしい情報商材なるものが溢れており、それはそれで良いのでしょうが、1歳少々の娘に気づかされることの方がより本質的で、娘から学んだ事を実践したほうが効果的なのでは無いかとさえ思います。
家事・育児はほぼ母親任せというダメな父親ではありますが、気づいた事を書いてみます。

(1) よく見、よく聴き、よく学ぶ
彼女は周りの人の行いを実に注意深く見聞しているようです。曇り無き眼で見つめ、そして素直に取り入れます。
教えたことのない“歯磨き”や“お料理”の真似事をいきなりやってみせ、母を喜ばせ、見本にならない行動ばかりをしている父を焦らせます。

(2) 笑顔は
実にたくさん笑います。単に愛嬌者なのかもしれませんが、みちゆく人に笑顔を振りまきます。週末に一緒に商店街に買い物に行ったりすると、八百屋の店員さんに大好物のバナナをもらったり、通りがかりのおばあさんにお菓子をもらったりと、かわいがられています。
「笑う門には福来たる。」は本当のようです。

(3) 恐れず挑戦
まだまだ出来ないことだらけの彼女、挑戦の日々を過ごしています。当然、やることなすこと最初はほとんど失敗です。転んでは泣き、頭をぶつけては泣き、思い通りにならない悔しさに泣き。それでも恐れず果敢に挑戦します。何度も何度も。そしてあっという間に乗り越えてしまいます。
「恐れず、侮らず、諦めず。」成功への鉄則のようです。

どうでしょう?「子供だから当たり前」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、結構痛いところを突かれた感じがしませんか?
大人には大人の大変さがあるのは事実ですが、時には子供の心になってみるといいかもしれません。何かがうまく回り出すかもしれませんよ。