サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2014.3.17[ 第150回 ]
脳より農

南国徳島にも雪が舞う寒い冬でしたが、3月になり春めいた日が多くなってきました。
オフィスを取り囲む田んぼに芽吹く草花が、今年も“美波Lab米”の田植えが近づいていることを教えてくれます。
思い返せば“農”に助けられた私です。
脳天気に見えるだろう私ですが、事業、そして働くことにさえ疑問や悩みを酷く抱えていた時期がありました。
事業、仕事が思ったような結果に繋がらず
「やり方が間違えているのか?」
「俺の頭が悪いのか?」
「俺は運が悪いのか?」
などとぐじぐじ思い煩い、ビジネスセミナーや自己啓発セミナーなどにも足繁く足を運んだものです(苦笑。
精一杯、脳みそを振り絞って悩んでいたつもりでした。
しかし私に大切な気付きを与えてくれたのは著名な先生の言や書でも自分の脳力でもなく、趣味で挑戦した稲作でした。
自然相手の素人稲作、かけた労力が天候一つで無になることが普通でした。自分なりの知恵や知識が通用しないことが当たり前でした。“努力しないと報われないけれど、努力すれば報われる訳でもない”という単純な事実に気付かせてくれました。
日々の糧を得るために仕事があり、その仕事の原点が農や猟だとすれば、IT業や経営でも思った通りに物事が進まないことなどむしろ自然で、それらを過分に悩むこと自体が滑稽なことなのだと思うことができました。とても気持ちが軽くなりました。
私の場合は「脳より農」
今年も感謝の気持ちを感じながら、自分の仕事に誇りを持ちながら、時間を見つけては土や水や稲と向かい合いたいと思っています。
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