サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2015.1.15[ 第170回 ]
人に委ねるなら

先日、花壇を整備するのに木材が必要になりました。
低予算の計画ゆえ「お金が無いなら汗をかけ」と、杉の間伐材の皮むき・搬出作業を自らで行いました。
甘うございました。慣れぬ素人の力仕事にたった数時間で身体は悲鳴をあげ、結論めいたものに辿り着きました。
結論:「木は買った方が良い。」
そして、ホームセンター等でリーズナブルに買えるようにしてくださっている林業関係者さんに感謝することができました。
以前「休耕田が無料で借りられるなら」と、人力の米作りに無邪気に挑戦しました。
開墾・田植え・草抜き・水管理・稲刈り・・・。多くの週末を過酷な農作業に費やしました。怪我もしました。その先で結論めいたものに辿り着きました。
結論:「米は買った方が安い。」
そして、美味しいお米をいつでも安く提供してくださっている農業関係者さんに感謝することができました。
近頃、食品や外食に虫や異物が入っていたとの報道が相次いでいます。
安心安全は提供者の努めとは言え、どうも過分な騒ぎのように思えてなりません。
・食材の安全が欲しいなら自ら育てるしかない(安全性は下がるかもしれないけれど)。
・食べ物への異物混入が許せない自ら調理するしかない(混入率は逆に上がるかもしれないけれど)。
自分の力と時間で出来る範囲のことで生きていた時代から、お金を使って誰かに委ねられる時代へ。
そこで何を得て何を失ったのか。考えながら生きたいものです。
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