「海 徒歩30秒のITオフィス」に興味を持っていただけるのか、美波本社にはたくさんのお客様が見学に来られますが、お客様を車に乗せて町内をご案内している途中でも、先々で「吉田さん、白菜持って帰り」「お漬け物が出来たからどうぞ」「太刀魚、お子さんに食べさせてあげて」と町の方から声がかかり、気がつけば車の中は頂き物だらけになることが多々あります。都会から来られたお客様は「田舎ではこんなにものを貰えるんですか！？」と、目を白黒させることもしばしば。

“お裾分け経済？”“交換型経済？”それをどう呼んでよいのか判りませんが、貨幣が介在しない経済ウェイトの高さは田舎特有のことだと思います。
けれど、決して田舎は甘くてラッキーという事ではありません。この“交換型経済”は貨幣では無い価値の交換。つまり何らかの形で価値提供が出来なければ、この交換の輪に入ることも難しいという事になります。

私は他者に価値を提供できている人物なのか？喜びをお裾分け出来ている人物なのか？
食卓に並ぶ頂き物に感謝しながら自問する、ちょっと背筋の伸びる田舎Lifeです。