第223回 背中

一家で美波の人になってはや1年。
大人達の心配などなんのその。子ども達は職場の様子を見に来たり、同僚のお子さんと友達になったり、同僚の住吉君と同じ連(チーム)で阿波おどりを踊ったりと、親や大人や人間関係や仕事なんかを身近で見られる環境ですくすくと成長している様子です。

この春、小学2年生になる息子。
「暑いのが苦手で、冬に成虫になるカブトムシはどうして居ないの?」
「どうしてノコギリクワガタはすぐ死ぬのに、オオクワガタは何年も生きるの?」
大好きな虫に対する質問と同列に「お父ちゃんって、一体何の仕事しているの?」と聞かれること度々。
お父ちゃんの下手な説明では納得できないらしく、何度説明しても「ふーん。」と再質問を繰り返すのでございます。

そんな息子が先日書いた自己紹介文。
息子が書いた自己紹介文
ジーンと来ました。
よくわからない仕事をしている父ちゃんだろうけれど。
有形のつぐものなど、何も残せない父ちゃんだけれど。
少しは背中を見せられたかな。

田舎に来て、ようやく1年。