第224回 まめさ

東京から徳島の小さな町に本社を移した我が社は、地銀さんともおつきあいさせていただくようになりました。今日はその地銀の支店長さんのお話し。感心させられる支店長さんのお話。
この春、社会に出た人たちに贈る。

その支店長さん、朝はいつもお店の周りを見回っている。定期的に情報交換会の場を開き、私に関係しそうな記事を集めスクラッチブックを作っている。実にまめな方だなと思う。
そして、何より私を感心させるのが、とにかく足を運ぶこと。あの年齢、あの役職になっても足を運ぶこと。
クライアントが関わることなら小さなイベントでも、たとえそれが週末開催でも。
情熱と愛情を体現した足まめさ。圧倒的なその足まめさ。

仕事が「出来る」「出来ない」を分けるものって?
今は横一列のスタートでも、先で大きな差を生むのは結局どれだけ生の場数を踏むかじゃないかな。
場数を踏む為にも、組織では上司がどれだけ仕事を任せたくなる人物になれるかどうか。
地頭?英語?ITスキル?それともモチベーション?
それらもあるけど、上司が仕事を任せたくなる人が持つ第1の特性は労を惜しまぬ「まめさ」じゃないでしょうか。あの支店長さんを見ているとそう思えてなりません。