第233回 夢中

新学期始の朝、息子は夏休みの成果、昆虫標本を抱えて学校に向かいました。
昆虫標本

小学2年生の夏休みは、それこそ、寝ても覚めてもクワガタムシ。
捕獲、世話、会話・・・。エネルギーのほとんどをクワガタに費やしていました。
夢の中にも頻繁にクワガタムシが出てくるらしく、しまいには本人も現実と夢のどちらのクワガタムシなのかが分からなくなる始末でございました。

「夢中」。
人はこれほどまでひとつのことにのめり込めるのか。

「夢中」。
我が子が思い出させてくれました。
きっと私も子どもの頃、夢中に生きていたのだと思います。
子どもには戻れないけれど、夢中で生きられる大人に。