第256回 ひなびた町のにぎやかさ

運営の問題ですったもんだと大騒ぎした阿波おどり。
東京でも「阿波おどりは一体どうなるんですか?」と聞かれることが多かった今年の阿波おどり。
当事者では無い私は真実も知らず、特段知りたいとも思わず、ただただ楽しむのが本懐の阿波おどりなのに、大人が絡むと物事はこじれるのだなと、世の常を感じた次第でした。
そんな今年の徳島阿波おどり初日は心なしか人出も少なく、熱狂も薄かったように思いました。

さて13日は、当社社員もそのお子さんも、私の家族もお世話になる美波町の地元連「うしお連」さんの街流し。
徳島市の喧噪とはかけ離れたひなびた町を、人影少ない暗闇の商店街を、踊られました。
うしお連
しっとりと、艶っぽく、風流に。
家から飛び出してくるちびっ子に、うちわ片手に手拍子をするご老人。
暗闇の町並みに、そこだけにぎやかに、灯りがともりました。
喧噪と熱狂の阿波おどりも良いけれど、私が好きなのは、こんな阿波おどり。