第263回 平成末の志士

47才になりました。
「我が子が大人になった時、素直に子どもを持ちたいと思える日本を残したい。残すのはお金でも不動産でもなく、そんな国や地域や社会。」
照れずに、わりと真剣にそう思っています。
東京から過疎の進んだ田舎町に子どもを移住させたゆえか、その責務を強く感じられるようになりました。
そう思わせてくれた田舎に感謝さえしています。
時間、そして自分自身。限りあるリソースを何に使い、何を成すことが良い国を残すことに繋がるのか?
実に難しい問いでございます。
けれども、仕事も仕事以外も、そんな思いでやっております。

「まだ若いのにそんなこと考えてるんですね。」
「ビジネスマンなのにいろいろ考えるんですね。」
どういう意図の言葉なのでしょうか?
そんなことを言われることもあります。

似てると言われる「西郷どん」のドラマもいよいよ大詰め。
あの時代、国事に奔走した憂国の志士は驚くほど若者ばかり。
平成末のおっさん西郷どん、この1年も志士気取りで生きていこうと思っています。