第16回 同じ阿呆なら踊らにゃ損々

徳島県出身の私、お盆の帰省に合わせて本日は徳島オフィスに出勤していますので、徳島からのコラムになります。

6月に引っ越した我が社の新徳島オフィスに初めて訪れたのですが、広くてなかなかに快適です。どんな環境に在っても仕事の質が変わらないとか、やる気が変わらないって、理屈としてはそうあるべきでしょうが、本当にそんな人居るのかな?少なくとも吉田基晴は凡人ですから、時には環境を変えて心をリフレッシュしたりモチベーションの向上に繋げたりするって、意味のあることだと思っています。

さて、新徳島オフィスはさだまさしさん原作の小説・映画で多少?有名になった「眉山」の麓にあり、また8月12日から15日までの4日間開催される阿波踊りの中心地ですので、既にオフィスのまわりは阿波踊りの雰囲気に満ちあふれています。
この時期の徳島はまさに阿波踊り一色。徳島人の中には(かつての私もそうだったような・・・)この4日間の為に1年があり、そして阿波踊りの為に人生があると思っている人も多いんじゃないかしらと思います。「踊る阿呆に見る阿呆」と言うぐらいですから、それ自体が有形の生産物を生み出す訳でもありませんが、体を動かし、笑い、楽しみ、打ち込み、喜びを分かち合っている姿は、私などは見ているだけで幸せになれます。
近頃は、「少子化だとか」「環境破壊だとか」「現代の姥捨て山だとか」「食料危機だとか」「格差社会だとか」「トウモロコシは食べ物だ!だとか」「白クマの生存危機だとか」「非正規雇用者の心の闇だとか」「北京オリンピック後の世界経済の先行きだとか」「医療崩壊だとか」「ナショナリズムの先鋭化だとか」「ウナギの空出張だとか」、それこそネガティブな情報は窒息するほどに溢れており、生きていくのが嫌になるか、もしくは自分だけはそんな不幸に巻き込まれないようにと、財布のヒモを締めたり、他人を疑ったり、利口になって他人を出し抜いてやろうなんて企てたりしちゃいそうな時代ですが、そんなことは利口な誰かに任せて、阿波踊りと同じように、もっと阿呆になり、仲間と集い、一生懸命汗をかいて、笑顔で自らがアクションすれば世の中はもっと明るくなるんじゃないかしらと思ったりするのです。

阿波踊りを体感したい方は、サイファー・テックの徳島オフィス見学も兼ねて、是非この時期の徳島にお越しください。