【45番札所】托鉢僧、富士修行を敢行

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こんにちは。托鉢僧・安田です。

先週末、日本の最高峰・富士山にて修行を行ってまいりました。安田が托鉢僧に転じてから継続して行っている修行で、3年連続3回目の挑戦となります。

<参考:2014年の修行記事

1参考:2015年の修行時

今回の行程としては、土曜日の朝に東京を出発し昼頃に五合目に到着。そこから6時間程かけて八合目の山小屋まで登山。19時には就寝して午前0時過ぎに山小屋を出発し、4時半に頂上でご来光を拝むという2年前と同様のスケジュールでした。2年前は九合目で渋滞が発生していたので、ご来光は山頂間近の登山道の途中で拝むこととなりました。今回はぜひとも山頂から拝みたいと思います。

昼頃。五合目に到着した時点で、今回の修行が厳しいものになることを確信しました。台風1号が日本列島へ接近しており、その影響で暴風雨が吹き荒れていたのです。

2しかし、安田も名ばかりとは言え修行僧。

「修行は厳しければ厳しいほど徳を積むことができる」
「たかが台風程度に屈するようではこの先に控える試練には打ち勝てない」

などと自らに言い聞かせ、五合目ですでに濡れ鼠になりつつも意を決して登り始めました。

富士山の五合目付近は比較的平坦な道のりが続き、足腰への負担はそこまで大きなものではありません。雨風は吹き荒れているものの、六合目まではさほど大きな問題もなく登り進めることができました。六合目の中腹あたりではだいぶ雨風も落ち着いてきて、どちらかと言うと足腰への負担や酸素不足といった問題のほうが目立つようになってきました。

3台風1号は台湾方面へ逸れたようです

今回の修行にはとある番組の取材も同行していました。事前にテレビの取材が入ると聞いたときは、長年の修行の成果が認められてついに托鉢僧のドキュメンタリー番組が制作されるかと思いましたが、全く違いました。「初めてでも安心!富士山でご来光を堪能するツアー!」という内容で特集が組まれるようです。

4当然ながら托鉢僧への取材などではない

5名物クリームパンがおいしい「七合目 トモエ館」

八合目に到着する頃から、ほのかに頭痛の気配が感じられるようになってきました。いわゆる高山病の症状の一つです。いくら体調を整えて臨んでも発症するときは発症するこの病気は、毎年多くの修行者を下山へ追い込んでいる厄介者です。起床する頃には痛みがピークに達し、これ以上高度を上げるのは無理かもしれないと弱気な考えが頭をかすめました。

しかし山小屋を出発してしばらくすると、症状が快方に向かい始めました。どうやら原因は山小屋だったようです。ただでさえ狭い室内に何十人という登山者が宿泊するわけですから、酸素が薄くなっても不思議ではありません。

6宿泊先の「八合目 白雲荘」を出発

以降は、完全に回復したわけではないですが比較的楽に登ることができ、何とか頂上までたどり着きました。登頂した喜びはもちろんなのですが、目的は頂上からのご来光です。日本一高い山からの日の出を拝みながら皆さまの情報安全を祈願しないことには、富士山で修行をする意義の大部分が失われてしまいます。

空が太陽の色に染まり始めました。

78他の修行者たちも固唾を呑んで見守る

9テレビカメラも真剣

 

あ!来ました!ついにご来光です!

1011空を染めるオレンジ色の美しさもさることながら、日が出た途端に気温が上がってくるのがはっきりとわかります。太陽の偉大さを実感する瞬間です。

しっかりと情報安全を祈願し、3度目の富士修行も無事終了することができました。


今回の修行では、いわゆる山頂(十合目地点)よりさらに歩を進め、本来の最高峰である剣ヶ峰(3,776m)にも登ってきました。初の山頂でのご来光と初の剣ヶ峰登頂。十分すぎるくらいの徳を積むことができた修行となりました。

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