第101~110回

第110回 感じる

第110回 感じる

2012年7月1日、生レバーが店頭から消えました。 何故かレバーには淡泊だったお陰で駆け込み消費の狂騒には関わらずにすみましたが、好物でしたら矢鱈滅多に食い漁り、トラブルのひとつぐらいは遭遇していたやもしれません。 随分前に他界した私のばあちゃんは味噌、醤油、酢といった調味料から、野菜、豆腐、鶏卵、…
第109回 この喜びを忘れないよ

第109回 この喜びを忘れないよ

2012年初夏、サイファー・テックに多くの仲間が入ってきてくれました。 地元徳島から、関西から、中部から、関東から。 出身も年齢もこれまでの経歴も違うけど、素敵な仲間が加わってくれました。 先日出張した徳島オフィスにも新人さん3人が加わって、MTGにも賑わいがあって、ただそれだけなのに感動しちゃった…
第108回 田舎に行け

第108回 田舎に行け

当社の新オフィス"美波Lab"では地元の方と実に懇意にさせていただいており、私のたまの出張の際にもまだ日も沈まぬうちから地区の集会所に集まって、人生の先輩方と楽しいお酒をご一緒させていただいています。 農家、民宿、船具店、造船所・・・。さまざまな生業の方達からうかがうお話しは新鮮で、最高の異業種交流…
第107回 朋輩

第107回 朋輩

"朋輩" (ほうばい)。 ひびきがどこか田舎くさくて、"同僚"や"仲間"よりも親しげで、滅多と使うことはありませんが好きな言葉でございます。 今、仕事上で大きな課題にぶつかっております。 そんなとき、2年ほど前に我が社を離れた友が偶然連絡をくれ、課題の内容を聞いて「解決に協力したい」と、駆けつけてく…
第106回 御馳走

第106回 御馳走

みなさん、"御馳走"の意味をご存じですか? "客人をもてなすために走り回って(馳走して)食材を集める行為"から生まれた言葉のようです。 過日、美波Labで近隣地区のみなさまをはじめてお招きし、ささやかなパーティーを開きましたが、この美波Labの門出のためにご近所の浜口さんが小さな漁船で深夜2時に出港…
第105回 胎動

第105回 胎動

当社「美波Lab」では、サーフィンや釣りなどのいわゆる"遊び"や稲作や畑作など大地と触れる"農"と、現業・本業であるITワークの距離を徹底的に近づけることで新しい働き方や生き方を模索しようとしているのですが、こうした取り組みを"面白い"と思って頂けるのかテレビや新聞雑誌などメディアの方が取り上げてく…
第104回 悠々として急げ

第104回 悠々として急げ

美波Lab開設のご縁から生まれ故郷徳島の地元の方からお話しを伺う機会があり、徳島県が日本で最も「限界集落」の比率が高い県であることを知りました。 限界集落:限界集落(げんかいしゅうらく)とは、過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になった集落を…
第103回 小さな努力の継続

第103回 小さな努力の継続

この度、私の生まれ故郷である徳島県美波町に新オフィス「美波Lab」を設立することになったため、打ち合わせなどで頻繁に里帰りし地元の皆さんとお会いすることが増えました。設立に向けては地元の皆さんに有形無形の多大なご支援を頂いておりますこと、この場を借りてお礼申し上げます。 美波町の皆さまのご厚意の背景…
第102回 美波Lab

第102回 美波Lab

徳島県海部郡美波町。 人口数千人の小さな海辺の町に"美波Lab"という名のオフィスの設立を決めました。 「東京本社のIT企業が顧客から離れた場所に」という一見謎めいた行動?に興味を持って頂けたのか新聞でも取り上げて頂きました。 オフィスの徒歩圏内には食堂もコンビニもありませんが、太平洋ならではのサー…
第101回 はしょらない、手抜きしない

第101回 はしょらない、手抜きしない

2月末日、都内にも激しい雪が降りました。 南国育ちは雪に難儀しますが、この時期の雪は春が近い事を教えてくれます。 昨年震災の影響で休んだ稲作を今春から再開することに決めました。 強烈な肉体労働に加え、自宅から千葉の水田まで片道2時間以上、時間も交通費もばかになりません。 正直申せば"お米は買った方が…