第111~120回

第120回 子供が先生

第120回 子供が先生

毎年この時期になると月日の流れる早さを実感します。 私の娘も早いものですでに年長さん。 今日、幼稚園最後の劇の発表会を観ることができました。 ライトアップされた小さな舞台のど真ん中で、道に迷った子供役・魔法使い役・鳥さん役・ゲームの人気キャラクター役・・・、手作りの衣装を着て懸命に演じる子供たちを、…
第119回 時間がかかる

第119回 時間がかかる

選挙の季節がやって参りました。 "既存""新設""合流"とたくさんの政党があって、テレビの討論会なんて若手芸人を集めたバラエティ番組みたいで、もうガチャガチャ。 原発に関する方針も"脱"に"卒"に"フェードアウト"にと表現も乱れ飛び、公約を把握していなかった党首なんかも居て、当事者ももう何が何だか状…
第118回 ものまねの対象

第118回 ものまねの対象

漁業や農業を中心とした人口数千人の美波町日和佐地区。 そこに設立した"美波Lab"のスタッフ、久米と住吉が地元中学校でICTの出前授業の講師を担当しました。 町内唯一に近いICT関連企業ができる、ささやかな地域貢献です。 「魅力的なホームページの作りかた」を学ぶ事を目的にした全3回の講座。 残念なが…
第117回 小さな町のどでかいお祭り

第117回 小さな町のどでかいお祭り

秋晴れの1日、美波Labのある小さな集落の小さなお祭りに参加しました。 テント・テーブルの設営、子供御輿の組み立て、振る舞い料理、それら全てが手作り。 地元「壮年団」の方を中心に、年配の方も若者も地元の方も都会からやってきた新参組も男も女も力を合わせて作り上げるお祭りでした。 準備の途中から飲み始め…
第116回 本当の平等

第116回 本当の平等

「政党党首が食べたカツカレーが豪勢過ぎる」と批判するニュースを聞きました。 「ホテルのバーで飲むのは庶民感覚から乖離している」と、時の首相が散々叩かれた記憶も蘇ります。 国のトップに立つような人たちと私などがカレーや酒レベルで平等である必要などありゃしない。 こんな下らないことを紙面にするなんて、比…
第115回 「美波Lab米」が実りました

第115回 「美波Lab米」が実りました

"陛下もなさる稲作といふものを、IT企業の社員もしてみむとてするなり。" 今回は紀貫之の土佐日記を気取ってみました。 その紀貫之が土佐からの帰京の途で立ち寄った美波町で挑戦した美波Labの米作り。 地元の皆さんの助けと大地の恵みをいただき、「美波Lab米」は立派に育ってくれました。 そして秋。 みん…
第114回 恩

第114回 恩

恩の多い生涯を送って来ました。自分には恩の返し方というものが、見当つかないのです。 無駄に太宰風の書出を気取ってみました。 私、近頃まで自分を成長させれば自立して、他人の恩に頼らずとも生きられるものだと思っていました。 会社を経営する立場になり、子供もさずかり、40歳も超えた今、歩みは遅くともそれな…
第113回 夏合宿

第113回 夏合宿

「ICTと若者の力で地方の課題解決を!」 やや乱暴な?企画、「第1回 アプリ開発合宿 in 美波Lab」に参加してくれたたくさんの大学生たちと素敵な時間を過ごしました。 地元の方との交流の場で 川や海、でっかい自然の懐の中で カエルと虫の声だけが聞こえる深夜のオフィスで 炎天下の水田で 場末のスナッ…
第112回 お盆に考える

第112回 お盆に考える

お盆で帰省しています。 この時期、両親の営む小売店はお墓に供える仏花"シキミ"の販売で忙しく、私もたまの手伝いにと山でのシキミ採取に同行しました。 読者の多くはご存じの通りのこの体躯。高温多湿の山林で急勾配を登るだけでもきついのに、草木の雨露が身体を濡らし、蜘蛛の巣が顔にまとわりつき、蚊や虻に追い回…
第111回 大漁

第111回 大漁

美波Labご近所の漁師、ウェインさんに漁に連れていっていただきました。 本マグロの稚魚を狙うトローリング漁で、釣果は養殖魚として育てられ、やがて私たちの舌を喜ばせるのだそうです。 朝日 さて、酒の席でのウェインさんのお誘いに気軽に乗った サイファー3人組。 お調子者でした。 考えが甘うございました。…