第61~70回

第70回 善意のDNA

第70回 善意のDNA

余談ですが最近1人の女性の言動が妙に気になります。 3歳半になる我が娘でございます。 近所の駐車場に放置された、ガラスも割れタイヤもパンクした廃車を指さし「お父さん、そこに壊れた自動車があるよ。」と言い、先日は近所のショッピングストアの隅っこを指さして「壊れたガチャガチャがあるよ。」と報告を受けまし…
第69回 お願い申し上げます

第69回 お願い申し上げます

このコラムは政治や経済についての批判を極力避けて明るい話を取り上げることを自分なりのルールにしてきたのだけれど、今回ばかりはその禁を破らせていただきます。 TPP(環太平洋連携協定)の参加検討に於いて外務大臣の前原さんが発した「日本の国内総生産(GDP)における第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%…
第68回 お礼の手紙

第68回 お礼の手紙

鈴木章様、根岸英一様 拝啓  突然のお手紙の失礼、ご容赦ください。 このたびのノーベル化学賞の受賞まことにおめでとうございます。そしてどうも沈んだ話の多かったこの国の茶の間を蛍光灯よりもLEDランプよりも明るくしてくださいましたこと、深くお礼申し上げます。 私などは「クロスカップリング」という言葉を…
第67回 惚れちゃった

第67回 惚れちゃった

2010年秋、秋雨の東京でそれはそれは美しい光景を見たのでどうしてもお伝えしたく。 いつもの通勤路。 地下鉄の駅を出ると重い雨が降っていました。 清少納言は枕草子で「雨など降るもをかし。」と雨の趣を詠っているけれど、お客様訪問をひかえた営業マンはとてもそんな気分にはなれません。 憂鬱な気持ちでオフィ…
第66回 僕らの米が実った!

第66回 僕らの米が実った!

春に植えた私たちの稲、今年の酷暑にも農薬無し肥料無しのスパルタ農法にも負けずこんなに立派に実ってくれました。 35℃を超すような炎天下での手鎌による稲刈りは、「収穫祭」のイメージには程遠い想像を絶する過酷さでありましたが、田起こし・田植え・草抜き・・・そして稲刈り、共に汗を流してきた仲間との収穫作業…
第65回 阿波踊りと高杉晋作

第65回 阿波踊りと高杉晋作

私の出身地でもあり、当社が開発オフィスを構える徳島県では1年に1度の大イベント"阿波踊り"が今年も賑やかに開催されました。私を含む徳島人には阿波踊りのリズムが聞こえてくるともう気もそぞろで何も手に付かないという人種が少なくありません。 そんな阿波踊りの有名な一節「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊ら…
第64回 小さな歩幅で歩み続ける

第64回 小さな歩幅で歩み続ける

私が徳島県の田舎町(美波町)出身であることはコラムでも何度か書いてきましたが、このお盆も帰省して家族や古くからの友人と時間を共にしてきました。 「ふるさとは遠きにありて思ふもの」という詩句もありますが、やはり故郷で過ごす時間はかけがえがありません。 さて今夏、私は実家の家業の手伝いで同地区にある母方…
第63回 そんな私はスマートか?

第63回 そんな私はスマートか?

「吉田がスマートだって?」 私の身近な人はこのタイトルを見て「酷暑にとうとう吉田の頭もおかしくなったか。」と心配されたのではないでしょうか? いくらうだるような暑さが続く今夏とはいえ、さすがにそんな勘違いはいたしません。 今流行のスマートフォンの話題でございます。 スマートフォン。 Twitterや…
第62回 私は”田植え男子”?

第62回 私は”田植え男子”?

残念ながらビジネス誌にはあまりご縁のない私ですが、別の雑誌に掲載されたので紹介させてください。 扶桑社さんから出版されている "SPA!(スパ)"という雑誌をご存じですか? このSPA!の7月20日号に、都会に住みながら農業で自らの食料を得ようとする男性が増えていることを取り上げた記事が出ており、ご…
第61回 農作業の効能

第61回 農作業の効能

春に植えた稲はスクスクと成長していますが、農薬や除草剤に頼らず人力で多くを自然に委ねた農法なので雑草の方もこれまたスクスクと大繁栄となりました。 どれが稲やら雑草やら状態です 梅雨の合間の週末は、田んぼ仲間と1日中草抜き作業。   草まみれ、泥まみれ、汗まみれ・・・。   かがむ、草を抜く、草を捨て…