第81~90回

第90回 ヴ・ナロード

第90回 ヴ・ナロード

先日、知人がロシア出張から戻られ、まだ見ぬロシアのお話しを伺いました。 魚鳥草木、女性やお酒にしか興味が無さそうな私でございますが、実は人並みには歴史好きだったりします。日本史、世界史なんでもござれでございます。 私の進んだ外国語大学の2次試験は英語と世界史の筆記試験でした。 真実は闇の中ではありま…
第89回 刺激が必要だ

第89回 刺激が必要だ

この夏、4才半の娘と2才前の息子を徳島の実家にしばらく滞在させました。 先に帰省させ、2週間後に私も合流いたしたのですが、川や海、自然の中で大いに遊んで見事に日焼けした姿もさることながら、帰省前は言葉も歩き方もまだ頼りなかった息子の成長ぶりには驚きました。たった2週間で顔つきまで変わった気がしました…
第88回 伝えていくこと

第88回 伝えていくこと

以前のコラムにも書かせていただきましたが、原爆や終戦の時期が来ると、そんな遠い過去ではない重要な記憶も薄くなっているようで、そこはかとない焦燥感を覚えます。 私たちが享受している暮らしや平和は、先人達の知恵と努力と多大な犠牲や苦難の上に成り立っていることを忘れずに伝えていくにはどうすれば良いのかと考…
第87回 笑売がしたい

第87回 笑売がしたい

「愚者は食べ物の話をし、 賢者は旅の話をする」(開髙健の書で知ったモンゴルの古諺) 本当は、旅したこともない遙かドイツにて快挙を成し遂げた"なでしこジャパン"のお話しが書きたかった今回のコラム。 なんの事はございません。食べ物のお話しでございます。 愚者も愚者。食べ物の恨みのお話でございます。 先日…
第86回 清々しさ

第86回 清々しさ

会社の社長をやらせてもらっているおかげで、個人/法人に関わらず組織のトップの方と知り合う機会をたくさん頂戴します。また、10年近くDRM事業を本業として営んできたおかげなのか、いわゆる大企業の方ともお会いする機会をたくさん頂戴します。 個人事業主だろうが大企業に所属している人だろうが、所属する組織以…
第85回 なってみなけりゃわからない

第85回 なってみなけりゃわからない

先ほど乗った地下鉄で隣り合わせたサラリーマンとおぼしき若者2人が上司?の悪口を言い合っていました。 「○○さんの説明、何度聞いても全くもって方針が見えないだよね。」 「そもそも方針なんて持ってないんだって。」 なーんて、ちょっと生意気な会話でした。 今日から7月。 4月入社の新入社員の方も3ヶ月が経…
第84回 震災離婚

第84回 震災離婚

恐ろしいお話しを耳にいたしました。 "震災離婚"なる離婚が増えているというニュースでございます。 地震の時はみっともないほど狼狽えておきながら、ほとぼりが冷めると、テレビの前に呑気にあぐらをかき、安物のおつまみにこれまた安物のビールの代替品をチビチビやりながら、政治家や東電の対応などに対して無闇矢鱈…
第83回 あゆ解禁

第83回 あゆ解禁

「あゆ解禁」と聞いて「浜崎あゆみさんの新アルバム?」なんて思ったあなたは、私とは別の人生を歩いてきたのかと存じます。 あゆと言えば、魚の鮎。6月1日と言えばその鮎の解禁日(河川によって異なります)でございます。 「あゆ解禁」の響きに私のDNAの奥底が揺さぶられ、数々の思い出が蘇りましたので、この機会…
第82回 身近な死、遠くの死

第82回 身近な死、遠くの死

数日前に親友の母が闘病生活の末に亡くなりました。 学生時代お世話になった、やさしい笑顔とハスキーな声が素敵な方でした。 また先日は旧職場でお世話になった社長が亡くなりました。 考えてみると、今日の自分に繋がった大きな存在でした。 何度経験しても身近な方の死はこたえます。 遺されたご家族の悲しみがリア…
第81回 求めるから提供するのか、あるから使うのか

第81回 求めるから提供するのか、あるから使うのか

ここ東京では、良くも悪くも大震災の影響が少なくとも日常生活上は薄れてきたように思います。 例えば震災後しばらくは節電対策で止まっていた駅のエスカレータも稼働していることが多くなってきました。 そんななか、先日とある駅で見かけた光景です。 改札フロアから階上のホームに上がるには、階段とエスカレータが設…