第169回 宝くじ

あけましておめでとうございます。
こうして無事に13期目を迎えられたこと、日頃ご支援いただいております皆様へお礼を申し上げると共に、今年が皆様にとって幸多き一年になりますことをお祈り申し上げます。

さて、やめなければ続くもので拙コラムも8年目。年初のコラムですので大所高所に立った言葉のひとつも披露したく思うのですが、どうも苦手でございます。いや、そもそも立派な言葉など持ち合わせていないのですから、一年の計であるこの時期に似合わぬことに無理をせず、大所高所とは対極にあるような小さなお話しを披露いたします。

昨年最後のコラムで「お金の話は面白みも色気にも欠ける」などと書いた男、色気もへったくれもありません。普段は買わぬ宝くじを買いソワソワしながら大晦日を迎えておりました。実は当たる予感がしていたのです。売り場にも験担ぎにも拘りませんが、それでも今回は何故か当たる気がしていたのでございます。
2等2000万円は20組 102239番
私の手もとには21組 102239番
お金に目がくらんだ人の目など頼りにならないモノですね。
番号から見ていたこともあり完全に当たったと思いました。
身体に歓喜の電流が流れました。その間約2秒。そして即座に悶絶いたしました。

失意の大騒ぎをする私に、新年を迎える準備に忙しい家族は特段の反応を示すでもなく「そんな事に運を使わなくて良かったじゃない」とひと言。

その通りだね。
僕の運はこんなもんじゃないよ。

本年もどうぞよろしくお願いします。