第77回 朋有り、遠方より来る

第77回 朋有り、遠方より来る

先日、私の故郷、徳島から親友が上京した。 彼は日帰りで、あいにく私にも夕刻スタートの商談があったために、私たちに与えられた時間は徳島行き高速バスが出発する前の2時間程度。 最近は年に1回程度しか会えないし、互いに家族を持つこともあり、ふたりっきりで時間を過ごしたのは一体何年ぶりだろう。 過ぎた時間や…
第76回 すごいぞ日本!

第76回 すごいぞ日本!

2011年のバレンタインデーに二つのニュース。 【ニュースその1】:GDP世界2位から3位に転落! 少なくとも私は経済規模や資産額の大小で特定の国や個人を尊敬したことは一度たりともございません。 その点で、明日からの私の在り方にも生き方にも一切の影響を与えないお話でございます。 もちろん斜陽の国みた…
第75回 寒い夜のお話し

第75回 寒い夜のお話し

今年はここ数年温暖化で騒いでいたことを忘れるぐらい寒い毎日が続きます。 マスコミで温暖化のニュースを見かける事が減ったように思うのは気のせいでしょうか? CO2増大のお話しもエコのお話しも、結局目の前の現象だけを捉えた大騒ぎなのだとすればちょっと恥ずかしくなっちゃいますね。 四国生まれの私でも昔はも…
第74回 分け合えば

第74回 分け合えば

「良い子の友達スティッチ」と名乗る方から100万円。 仮面ライダーを名乗る方から文房具。 そしてついに!涼宮ハルヒさんからも(笑)寄付があったのだとか。 2011年、タイガーマスク伊達直人さんを名乗る方からのランドセル寄贈で始まった寄付の輪がどんどん広がっています。 私などはトラはトラでも良くて"大…
第73回 好きか嫌いか

第73回 好きか嫌いか

あけましておめでとうございます。 サイファー・テック株式会社は大過なく新年を迎え、創業9期目の歩みを進めることになりました。 ひとえに皆さまのお力添えによるものと、厚く御礼申し上げます。 本年も設立当時の初心と感謝の気持ちを忘れることなく、一同、より一層尽力して参りますので、変わらぬご愛顧を賜ります…
第72回 続けることの価値

第72回 続けることの価値

早いもので2010年最後のコラム更新となります。 コラムをお読み頂いている皆さま、お客様、そして共に汗を流し続けた当社の仲間に、この場を借りてお礼をお伝えしたいと思います。 今年も1年間、ありがとうございました。 このコラムも3年間でのべ72回の更新を経ました。 全てに飽きっぽい私を古くから知る友人…
第71回 情報遮断の必要性

第71回 情報遮断の必要性

オフィスではいつもPCの前、手のひらには常にスマートフォン、家に帰ればテレビもある、街角でもデジタルサイネージ…。 それこそ溺れてしまいそうな情報量に、皆さんはふと息苦しくなりませんか? 多めに見積もって"さらにもう一声!"とオマケを付けても図脳にはi386程度のCPUしか搭載していない小生などは、…
第70回 善意のDNA

第70回 善意のDNA

余談ですが最近1人の女性の言動が妙に気になります。 3歳半になる我が娘でございます。 近所の駐車場に放置された、ガラスも割れタイヤもパンクした廃車を指さし「お父さん、そこに壊れた自動車があるよ。」と言い、先日は近所のショッピングストアの隅っこを指さして「壊れたガチャガチャがあるよ。」と報告を受けまし…
第69回 お願い申し上げます

第69回 お願い申し上げます

このコラムは政治や経済についての批判を極力避けて明るい話を取り上げることを自分なりのルールにしてきたのだけれど、今回ばかりはその禁を破らせていただきます。 TPP(環太平洋連携協定)の参加検討に於いて外務大臣の前原さんが発した「日本の国内総生産(GDP)における第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%…
第68回 お礼の手紙

第68回 お礼の手紙

鈴木章様、根岸英一様 拝啓  突然のお手紙の失礼、ご容赦ください。 このたびのノーベル化学賞の受賞まことにおめでとうございます。そしてどうも沈んだ話の多かったこの国の茶の間を蛍光灯よりもLEDランプよりも明るくしてくださいましたこと、深くお礼申し上げます。 私などは「クロスカップリング」という言葉を…
第67回 惚れちゃった

第67回 惚れちゃった

2010年秋、秋雨の東京でそれはそれは美しい光景を見たのでどうしてもお伝えしたく。 いつもの通勤路。 地下鉄の駅を出ると重い雨が降っていました。 清少納言は枕草子で「雨など降るもをかし。」と雨の趣を詠っているけれど、お客様訪問をひかえた営業マンはとてもそんな気分にはなれません。 憂鬱な気持ちでオフィ…
第66回 僕らの米が実った!

第66回 僕らの米が実った!

春に植えた私たちの稲、今年の酷暑にも農薬無し肥料無しのスパルタ農法にも負けずこんなに立派に実ってくれました。 35℃を超すような炎天下での手鎌による稲刈りは、「収穫祭」のイメージには程遠い想像を絶する過酷さでありましたが、田起こし・田植え・草抜き・・・そして稲刈り、共に汗を流してきた仲間との収穫作業…