第48回 どうなるかよりどうしたいか

2009年もあとわずか。
今年も私のコラムにお付き合いいただきありがとうございました。
「更新を楽しみにしていますよ。」と嬉しい言葉をいただくことも多く、つたなくとも続けることによって生まれる価値を感じています。

さて、年内最後のコラムですので2009年を少し振り返ってみますと、やはり景気が悪いことが最大の要因なのでしょうか、何かと暗い話題が多かったように思います。そんななか、「これからの日本はどうなるのでしょうか?」「先が見通せないので・・・(例えば貯金する)」というような話をよく耳にしました。世の中が不安に満ちあふれている感じです。

誰だって未来や将来に不安がないわけではありません。しかし私たちは予想屋でもドリカムでもないですから、正確な“未来予想図”を描くことにこだわってもあまり意味はないように思いますし、それによって余計に不安が増すばかりに思います。

「どうなるか?」を予測するよりも「どうしたいか?」を。つまり、「どんな日本になれば素敵か」「どんな未来が幸せか」を先に考えることを習慣にしてみてはどうかと思うのです。それがイメージできれば、その実現に向けて日々の行動を少しずつでも寄り添わせるだけで良いと思うのです。

過去に描いた“幸福のカタチ”とは違っていても、新しい“幸福のカタチ”はつくれます。きっと世の中はまだまだ良くなります。