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第224回 まめさ

第224回 まめさ

東京から徳島の小さな町に本社を移した我が社は、地銀さんともおつきあいさせていただくようになりました。今日はその地銀の支店長さんのお話し。感心させられる支店長さんのお話。 この春、社会に出た人たちに贈る。 その支店長さん、朝はいつもお店の周りを見回っている。定期的に情報交換会の場を開き、私に関係しそう…
第223回 背中

第223回 背中

一家で美波の人になってはや1年。 大人達の心配などなんのその。子ども達は職場の様子を見に来たり、同僚のお子さんと友達になったり、同僚の住吉君と同じ連(チーム)で阿波おどりを踊ったりと、親や大人や人間関係や仕事なんかを身近で見られる環境ですくすくと成長している様子です。 この春、小学2年生になる息子。…
第222回 糸

第222回 糸

こんな糸が なんになるの 心許なくて ふるえてた風の中 (中島みゆき 作詞/作曲「糸」) 思いあって始めたことも 価値があると取り組んでいることも ふと意味や意義を見失うことってありますよね。 過日、美波町から離れた都会の片隅で美波町出身の方とお酒をご一緒する機会をいただきました。 このコラムにいつ…
第221回 強敵

第221回 強敵

「強敵」と書かれて「とも」と読んじゃう方は漫画「北斗の拳」のファンに違いありません。 ケンシロウにトキにラオウにシンにレイにサウザーにシュウ・・・。拳を交え、時に命を奪い合う闘いの先に「とも」になる。そんな私も「北斗の拳」に熱狂した世代でございます。少年ジャンプが170円ぐらいだったころ、北斗の拳読…
第220回 ご近所さん

第220回 ご近所さん

この節ちょっとした困難にぶつかり、どこか心が晴れずという時期を過ごしておりました。 「基本的に晴れ」の吉田基晴にも曇はかかるし、時に雨も降るのでございます。 そんな時に、いつも地域のおっちゃんたちが声をかけてくれます。お酒に誘ってくれます。 飲んで、歌って、馬鹿話をして、飲んで。 「お前は地区の星や…
第219回 交換型経済

第219回 交換型経済

「海 徒歩30秒のITオフィス」に興味を持っていただけるのか、美波本社にはたくさんのお客様が見学に来られますが、お客様を車に乗せて町内をご案内している途中でも、先々で「吉田さん、白菜持って帰り」「お漬け物が出来たからどうぞ」「太刀魚、お子さんに食べさせてあげて」と町の方から声がかかり、気がつけば車の…
第218回 仕舞

第218回 仕舞

美波Labのご近所さんが亡くなりました。 戸数20軒足らずの小さな小さな集落に本社を置く我が社にとっては、集落内のご近所さんはときに身内のようなお付き合い。そんな身内のようなご一家のおばあさんが亡くなりました。 上京中だった故、お見送りに参列することが叶わなかった私がお線香をあげに行くと、ご家族から…
第217回 小さな善行を積め

第217回 小さな善行を積め

あけましておめでとうございます。 本日よりサイファー・テックは新年度の営業を開始いたします。 こうして創業15期目と穏やかな新年を迎えられることに感謝するとともに、引き続き関係者の皆様のご期待に添える会社であれるよう努めて参りたいと思います。 今朝、日和佐八幡神社に足を運び、氏神様に昨年のお礼と新年…
第216回 生きてるうちに動け

第216回 生きてるうちに動け

“細川のおっちゃん”が死にました。 またひとり、美波町でお世話になった方が亡くなられました。 またひとり、まちの名物がいなくなりました。 細川のおっちゃんとご縁をいただいてから4年ほど。 おっちゃんは、お祭りと人が集まる場と愉快なことが大好きな、実に美波町日和佐らしい方でした。 どんな会話もユーモア…
第215回 どまんなか

第215回 どまんなか

45歳になりました。 幼年期0~5歳 少年期6~14歳 青年期15~30歳 壮年期31~44歳 中年期45~64歳 前期高年期65~74歳 中後期高年期75歳~ 厚生労働省さまのやさしめの定義を選びましてももう中年期。 あれもしたい。これもしたい。もっと知りたい。もっと見たい。年を追うごとにますます…
第214回 忘我の作業

第214回 忘我の作業

幼少の頃、我が家は薪で沸かす五右衛門風呂でした。お風呂の火の番は祖父か父親か私。ガスにオール電化、炎と向き合うことが日常からイベントになった今だからこそなのでしょうか。冬の寒空の下、パチパチとはぜる火の音を聞きながら、ときに焼き芋なんかを焼きながら風呂釜に向かう時間は楽しい思い出として心に残っていま…
第213回 しなやかさ

第213回 しなやかさ

都会の学校にも田舎の学校にも引越無しで通えるようにすることで「2拠点就学」を可能にする「デュアルスクール」の取り組みが美波町の日和佐小学校でありました。 東京の小学二年生の男の子がお母さんのサテライトワークと共に美波町を訪れ、二週間日和佐小学校に通学したのです。 例えば  “田舎の良さ、都会の良さを…