サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2009.12.1[ 第47回 ]
胡散臭い

友人からよく「吉田は胡散臭い」と言われるのですが甚だ心外です。すんなりと認めることは出来ません。私は「胡散」の臭いなど嗅いだことがないし、私に胡散臭いと言った人に「胡散」がなんたるかを聞いても、真っ当な返事は返ってきません。そんなものと比べられても困るのです。
冗談はさておき、数字を用いてもっともらしく聞こえる話しには十分気をつけたいと思う今日この頃です。そんな話しほど、どうも胡散臭いようです。
このままのペースでCO2を排出すると、気温はN℃上がるとか、海面がMメートル上がるとか、南太平洋の島が沈むとか言っていますが、そのニュースを流した番組の間で流れるCMがエコを高らかに謳う企業のものばかりだったりします。国家レベルで、そして莫大な予算を投入して動くような大問題なのであれば、CO2が主因なのかどうかの根拠(根拠がないなら、根拠がない上でのお話しであること)をもう少し説明して欲しいものです。
食糧自給率もくせ者ですね。食いしん坊の私などは、我が国の食糧自給率が低下していることを密かにかなり気に病んでいたのですが、その算出方法を調べてがっくりしました。例えば、畜産業に用いる飼料の自給率は計算に入れられていますが農作物の育成に用いる肥料は含まれていないなど、あまりにも突っ込み所満載の指標でしてそれをベースに物事を考えることが馬鹿らしくなりました。
世の中には実に多くの数値データがありますが、どの数値データを用いるかは情報発信側の選択ですよね。誰かの選択で作られた一見もっともそうな数値をベースにしたお話しは、そのままは受け入れないようにしたいと思っています。それよりも「何となく胡散臭いぞ。」という、虫の知らせや第六感のような自分のレーダーをもっと信じてみようと思うのです。
■ 第251回〜第300回
■ 第201回〜第250回
■ 第151回〜第200回
■ 第101回〜第150回
■ 第51回〜第100回
■ 第1回〜第50回