サイファー・テック代表取締役 吉田基晴のコラムです。
2011.7.1[ 第85回 ]
なってみなけりゃわからない

先ほど乗った地下鉄で隣り合わせたサラリーマンとおぼしき若者2人が上司?の悪口を言い合っていました。
「○○さんの説明、何度聞いても全くもって方針が見えないだよね。」
「そもそも方針なんて持ってないんだって。」
なーんて、ちょっと生意気な会話でした。
今日から7月。
4月入社の新入社員の方も3ヶ月が経過し、仕事の概要だけでなく自分を取り囲む上司や先輩の人となりなんかも見えてきた頃だと思います。前出の2人の様に、そろそろ同期と居酒屋なんかに集まって上司に対する愚痴を言い合ってる頃じゃないかな?
私も、会社経営にたずさわる以前は、経営者や上司に対して「あの人はぶれる」だとか「確固たる指針がない」だとかを思うことが多々ありました。時には本人に直接物申しあげて、その後のオフィスで実に微妙な時間を過ごした事もありました。
自分自身はろくな対案も持たずに言い散らかしていたようにも思うと、あの頃は若かったなぁ。と恥ずかしく思います。
今の自分を擁護する訳じゃないけれど、上に立つ人ほど多くの情報が入って来るのも事実なのです。明らかに入ってくる情報の量と濃さが変わります。リーク前の新しいビジネスの情報だとか、技術動向だとか、社内の政治のお話しだとか、胡散臭い儲け話だとか、他者の成功のうわさ話(決まって成功した本人が言ってない)だとか。
こうした新しい情報を踏まえて方針や言動は変わっていき、本人は「臨機応変」なつもりで、まわりからは「朝令暮改」だとか「日和見的」だとか思われていたりするわけです。
ただ、こればっかりは上に立ってみなけりゃ判らぬ事です。
そんな立場になったときに、自分がどういう振る舞いをするか?見てみたくありませんか?電車の中のお2人さんも、自分も知らなかった自分の新たな一面を知るためにも是非上を目指して進んで欲しいと思います。
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