第89回 刺激が必要だ

この夏、4才半の娘と2才前の息子を徳島の実家にしばらく滞在させました。
先に帰省させ、2週間後に私も合流いたしたのですが、川や海、自然の中で大いに遊んで見事に日焼けした姿もさることながら、帰省前は言葉も歩き方もまだ頼りなかった息子の成長ぶりには驚きました。たった2週間で顔つきまで変わった気がしました。
整備された公園とは違い時に危険も伴う自然の中で、また、日常の親子関係を中心とした限定的な人間関係とは異なる、爺や婆、親戚や田舎特有の緊密な近所づきあいに囲まれた濃密な関係性の中で、世代も言葉も違う人たちから五感で受けた刺激が子供達の成長を促したのだと想像いたしております。

ピュアで多感な時期の子供ですら成長の為には新たな刺激が必要なのだとすれば、私たち大人はもっともっと多くの刺激を必要としているのでは無いかと思うのです。
ネットや活字からの情報だけでなく、体験を伴う、リアルで時にアドレナリンが放出されるようなびんびん感じる刺激が必要です。

もっともっと外に目を向け、他者に会い、食わず嫌いはやめ、仕事も遊びも新しいことにどんどん挑戦する。
2011年夏、子供達から改めて学んだことです。