第106回 御馳走

みなさん、”御馳走”の意味をご存じですか?
“客人をもてなすために走り回って(馳走して)食材を集める行為”から生まれた言葉のようです。

過日、美波Labで近隣地区のみなさまをはじめてお招きし、ささやかなパーティーを開きましたが、この美波Labの門出のためにご近所の浜口さんが小さな漁船で深夜2時に出港し何時間もかけて太平洋でカツオを釣ってきてくださいました。
そして獲れたてのカツオを自ら刺身にして振る舞ってくださいました。
獲れたてのカツオ

「釣れんかったら格好つかんけん、ほら、今日は一生懸命釣ったわ。」と言う、浜口さんの潮焼けした笑顔がまぶしかった。
「なんぼでも食べよ。」と勧める浜口さんの言葉が実にあたたかかった。

お金とネットだけで、最高の食材が取り寄せられる時代。
電話ひとつで、プロの料理人を派遣で呼び寄せられる時代。
そんな気軽な時代に、本当の”御馳走”を見ました。本物の”御馳走”を味わいました。

御馳走様