第192回 変化の先頭

サーフィンのメッカ、徳島県の県南部にはサーファーが多く、自然と飲み会などでもサーフィンの話題が多くなります。
ビギナーに凄腕に若者に老サーファー。
波には乗れない私ですが、彼らが波について語るときのキラキラした瞳に触れると「心からサーフィンが好きなんだね。こんなに好きなことがある人生って素晴らしいね。」と素直に思えます。

“ワンマン ワンウェイブ(1つの波に乗って良いのは1人だけ)”が大原則のサーフィンで優先されるのは、波が割れはじめる “ピーク”から乗ること。
つまり変化の最先端に居た人のみが波に乗れるわけで、そのピークを捉えるために風やうねりの向き、潮の満ち引きに地形に加えて他のサーファーのことを考えながらのポジショニングなんだとか。

「変化はコントロールできない。できるのは変化の先頭に立つことだけである。」は、かのピーター・ドラッカー氏の名言。新たな年を迎えますが、時に恐くても、あえて変化の先頭に立つサイファー・テックと自分でありたいと思っています。
凄腕サーファーのように。

今年最後のコラムとなりました。
皆さまの2016年が幸多き一年となりますこと心よりお祈り申し上げます。