第24回 ありがとうございました

今年の元旦より始めたこのコラム、月に2度の更新を重ねて24回目。今回が年内最後の更新となります。
たくさんの方から「コラム、読んでいますよ。」と言っていただき、ときにはありがたい励ましのメールをいただいたこともありました。つたないコラムにお付き合い頂きありがとうございました。ただ感謝です。本当にありがとうございました。

コラムを一年続けて「世の中には誰かに伝えたくなるような感動と、感謝の気持ちにつつまれるような良いことがたくさんある。」ということに改めて気づきました。
きっと2008年は後に大きく語られる一年であったと思います。世の中何を信じていいのか?と思うような事件が頻発し、また秋以降は暴力的とも言える急激な景気悪化とそれに伴う暗い話題に包まれました。しかしニュース等を通じたマクロな視線から自分の目を通した身近な視線に落としてみると、今年もたくさんの人との素晴らしい出会いがあり、そして一年を通じて人の温かさや真剣さや思わず笑ってしまうユーモアが溢れていました。豊かな気持ちになれました。多くの気づきと学びの機会をいただくことが出来た素晴らしい一年だったと思います。
私を取り巻く全てのものに感謝しつつ、来年もよりよい一年になればと願っています。

太宰を愛読する吉田ですが、彼の作品の中でも終戦前の暗い世相の中に書かれた、人への信頼と明るさとユーモアに満ちた「津軽」は大好きな一冊です。
2008年のコラムの最後は「津軽」風に。

感謝の気持ちをお伝えして今年はペンをとどめて大過ないかと思います。一年を振り返るとまだまだ書きたいことがあるのですが、一番伝えたかったことはだいたい書けたように思われます。私は経済を語らなかった、経営も語らなかった。さようなら2008年のみなさん。来年また他日。元気に明るく進みましょう。絶望するな。では、失敬。