第173回 流行りもの

第173回 流行りもの

「これ、流行ってるんですよ~。」 「へー。どこがいいのか判らんなぁ。」 「流行を否定しはじめたらおじさん化してる証拠ですよ~。」 「いや、本物にはね、流行や廃りを超えた本質があってね。」 「その返し、まさにおじさん化ですよ~。」 「・・・。(苦笑)」 飲み屋でのそんな会話など気にしていないつもりでし…
第172回 クニはどこ?

第172回 クニはどこ?

とある歓楽街の飲み屋さんでお酒の相手をしてくれた女性とのお話しです。 仕事の忙しさ、何歳に見えるか、芸能人の誰に似ていると言われるか・・・。 お約束の儀式のような確認会話の後にこれまたお約束の一環、互いの出身地のお話しになりました。 彦摩呂さんに似ていると言われた阿波徳島出身の男、それでも味のある男…
第171回 拗ねない

第171回 拗ねない

「拗ねたらあかんよ。誰も見ていないと思っても誰かが見ている。誰も見てなくてもお天道様が見ている。」 今は亡き祖母から聞いていた言葉です。 若い頃のお話し。 「素敵な女性を大勢集めたからおいでよ。」 友人の誘いににやけ顔を隠しながら出向いたら、待てど暮らせど友人と二人っきり。 同じ境遇の友人に対して、…
第170回 人に委ねるなら

第170回 人に委ねるなら

先日、花壇を整備するのに木材が必要になりました。 低予算の計画ゆえ「お金が無いなら汗をかけ」と、杉の間伐材の皮むき・搬出作業を自らで行いました。 甘うございました。慣れぬ素人の力仕事にたった数時間で身体は悲鳴をあげ、結論めいたものに辿り着きました。 結論:「木は買った方が良い。」 そして、ホームセン…
第169回 宝くじ

第169回 宝くじ

あけましておめでとうございます。 こうして無事に13期目を迎えられたこと、日頃ご支援いただいております皆様へお礼を申し上げると共に、今年が皆様にとって幸多き一年になりますことをお祈り申し上げます。 さて、やめなければ続くもので拙コラムも8年目。年初のコラムですので大所高所に立った言葉のひとつも披露し…
第168回 2014年の漢字

第168回 2014年の漢字

2014年の漢字は「税」だとか。 そりゃ、4月には消費税率の引き上げがあり、年末にはさらなる税率引き上げの先送り判断で(?)衆議院が解散したりと、税の話題が多かった1年には違いないけれど、私たちなりに懸命に生き、さまざまな事象と喜怒哀楽に溢れたこの1年を表現されるには面白みにも色気にも欠けているよう…
第167回 義理堅い

第167回 義理堅い

「義理堅い」 最近めっきり聞くことが少なくなった言葉です。 「あの人は義理堅い。」 幼い頃、生まれ育った田舎町ではよく聞いたように思いますが、当時大人達がそう話すのを聞いても、わかったようでわからない言葉でした。 先日、43歳の誕生日をお客様や仲間と居酒屋で迎えました。 宴もたけなわで突如お店の大型…
第166回 教える教わる

第166回 教える教わる

それなりに年齢を重ねたせいか、そもそもの性分なのか。 どうも私は若い人たちが何かにあたるとき「本当に大丈夫かな?」と心配しすぎるところがあるようです。 ICT関連企業が圧倒的に少ない同エリアで次代を担う若い子たちにICTに触れる機会を提供したいと、先日徳島県の県南地区で中学生・高校生向けのプログラミ…
第165回 Captain of the Ship

第165回 Captain of the Ship

「また長渕剛の歌の話しか」と思った読者の皆さまご安心ください。 そのお話しは来年の富士山オールナイトライブの前後までとっておくつもりでございます。 「決められない」「行動に移せない」「どうすればよいか?」そんな悩みを相談いただくことがございます。 その悩み理解出来るのですが、相談された私自身が「慎重…
第164回 ちょうさ祭り

第164回 ちょうさ祭り

徳島県美波町日和佐地区の1年できっと最も熱い日「ちょうさ祭り」が今年も終わりました。 「365日、364日・・・」と、次の祭りまでを指折り数えて1年を過ごす好き者も存在するこの町の風物詩です。 古いものは1700年代から続く町内8地区の8台の“ちょうさ”と呼ばれる太鼓屋台を担いで町内を練り歩き、太平…
第163回 身近な先生

第163回 身近な先生

とある地方の小さな町の小さな個人商店の店主に聞いたお話です。 元もと家庭雑貨の小売店でした。 大規模店も通信販売も少なかった頃は地元のお客様でそれなりに賑わっていたようです。 やがて人口が減り始め、そしてその田舎町からも若者が都会に出て行くようになりました。 遠く離れた子供たちに野菜やお米を送りたい…
第162回 お米先生

第162回 お米先生

亡くなって20年にもなりますが、百姓だった祖母が「なんでも先生。」と言ってました。 きっといろんな事から教わることができるという意味だったのだと思っています。 日照不足気味の天候に加えて台風の直撃もあり心配していた我が社の「美波Lab米」、収量は少なめながらも無事に実ってくれました。今年も喜びの秋を…