第131~140回

第140回 密室の深い話し

第140回 密室の深い話し

すみません。 タイトルが醸し出すような艶っぽい話しではございません。 男の会話のお話しです。 東京と本社のある徳島県美波町を頻繁に往復する近頃。 時には同僚と、時には仲間と深夜数百キロのロングドライブをすることもたびたびです。 不思議なんですよね。車の中の会話って。 快適な会議室でさえ1時間を超えれ…
第139回 有言実行

第139回 有言実行

“不言実行” 「男ならかくありたい」と願わなかった訳ではありません。 しかし、どうやら無駄に口数が多い人間に生まれてしまったようでございます。 「やる前からつべこべ言うな。」 「男のおしゃべりはみっともない。」 大人から何度たしなめられてきた人生やら。 私には口数少ない落ち着いた大人はどうやら叶わぬ…
第138回 ポジションは作られる

第138回 ポジションは作られる

イチロー選手の日米通算4千本安打達成に続き田中将大選手の連勝記録更新。 今年は野球でも偉大な記録が残る1年になりましたね。 門外漢の私には彼らの素質や技術的なことはわかりませんが、こうした積み上げ型の大記録を生み出せる舞台に常にポジションし続けている凄さに感服しています。 例えばイチロー選手。 一打…
第137回 なりたい大人

第137回 なりたい大人

ひどく暑かった今年の夏ですが、美波町では朝夕には涼しさを感じられるようになりました。 夏好きなのでもう少し夏を引き留めておくべく、やや暑苦しいお話しを。 当社が本社を置く美波町で出会い、親しくしていただいているおじさん達。 還暦も迎えたような方達ですが、笑顔が素敵で、親分肌で、楽しむことに欲張りで、…
第136回 夏の涙

第136回 夏の涙

涙があふれる 悲しい季節は~ 夏の定番曲のひとつ、サザンオールスターズの「真夏の果実」の出だしです。 “夏の涙”などというものは、切ない恋をする若者か、大の大人なら桑田佳祐さんの専売特許だと思っておりました。 きっと私などには遠い世界のお話しなのだろうと決めておりました。 どうせ湘南辺りの洒落た海辺…
第135回 自分でやって見えるもの

第135回 自分でやって見えるもの

国を挙げてデフレ対策に取り組んでいます。 経済学や国際金融や為替などにはたいして明るく無い私ですが「適切な価値には適切な対価を払う」。 この当たり前が崩れてしまうことが一番良くないことだと思っています。 今年の美波Labサイファー米づくり。 一部ですが農薬や肥料に頼らない農法にも挑戦してもらっていま…
第134回 食が鍛える対応力

第134回 食が鍛える対応力

住まいのある東京と本社を移した徳島県美波町。都会暮らしと田舎暮らしの両方を味わうようになりました。 地方にだってコンビニもファーストフード店も存在しますしAmazonだって同じように届きますから、表面上は両者の暮らしにそれほどの違いは無いようにも思えますが、“食”に関しては違いがあるようです。 田舎…
第133回 雨もまたよし

第133回 雨もまたよし

先日、防水施工業を営む若者とお酒をご一緒しました。 梅雨のど真ん中。 自称“晴れ男”の私の力も及ばず、次の日も予報は雨でした。 雨の日は防水施工作業ができないと聞いていた晴れ男、「雨が降っては商売あがったりだね」などと知ったような口をきいたのでございます。 すると若者は「確かにそうですけど、雨が降ら…
第132回 芸事

第132回 芸事

「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損々。」 徳島の夏と言えば“阿波おどり”。 徳島育ちで腕に多少覚えのあるIT社長、久々に踊る阿呆になろうと、本社を移した徳島県美波町の地元チーム“うしお連”の阿波おどり練習に飛び入り参加してみました。 よかったのは意気込みだけ。 経年劣化?で失われたリズム感…
第131回 お餅投げ

第131回 お餅投げ

“お餅投げ”は上棟式などの神事に際して、集まった人々へ餅をまく風習ですが、徳島県美波町でも私が子供のころは家屋の新築や漁船の新造時などに頻繁に開催されていました。 あの頃の時代背景だったのかそれとも田舎の人の特性だったのか、お餅に対する情熱は凄まじく、町中の人が集まり、“天の餅”や“角の餅(すまのも…