第241回 次の10年

第241回 次の10年

その実を話すと、「いつかは出版に値する文章を書けるようになるための鍛錬」として思いつき、「“可能な限り”更新します」と、私らしい逃げ場を残してスタートした隔週更新のこのコラム。 まずは1年 いや、もう1年 どうせなら3年 と続けるうちに240回。 気がつけば10年を数えることが出来ました。 いまだに…
第240回 こだわり

第240回 こだわり

師走の都内でタクシーに乗りました。 偶然乗り込んだのは国産4.6リッターの大型セダンでした。 陽気な大柄の運転手さん、この車種が好きで、代々乗り換えているそうです。 「広くて快適ですね」 「そう言っていただけるのが嬉しくて(笑顔)」 「同じ値段で得した気分です」 「こいつのお陰でそう言っていただける…
第239回 ガンダム世代

第239回 ガンダム世代

平成の終わりも話題になる今日この頃、昭和46年生まれが46歳となりました。 親に祝わってもらった誕生日もよき思い出ですが、我が子に祝われるおっさんの誕生日もまた格別でございます。 昭和46年は、団塊ジュニア世代にして第二次ベビーブームのスタートの年。 残念ながら第三次ベビーブームが発生しなかったと言…
第238回 もらい泣き

第238回 もらい泣き

サイファー・テック元社員の結婚式に参加しました。 社歴15年になる当社の設立初期を支えてくれた仲間の結婚式でした。 新郎は、予想もつかぬ行動で周りをスリリングな毎日にしてくれる方でした。 思い返せば彼には苦労させられました。上司としても何度も泣かせてもらいました。 一度などは、彼のミスが原因でお客様…
第237回 異邦人の目

第237回 異邦人の目

サーフィンと旅を愛し、各国放浪の先で辿り着いた美波町で、波とアートと共に暮らす磯中太志君。 いろんなことを見てきたから?異邦人のような明るい瞳の色を持つ磯中太志君。 そんな旅するアーティストの個展に足を運びました。 先のコラムでも書いた、美波町日和佐地区を熱狂させる「ちょうさ」の祭をテーマにした抽象…
第236回 200年続くもの

第236回 200年続くもの

日和佐八幡神社と赤松神社、当社が所在する美波町日和佐地区の2つの神社の秋祭りに参加させて頂きました。 日和佐八幡神社秋季例大祭の“ちょうさ(太鼓屋台)” 八幡神社氏子のひとりとして“ちょうさ”を担いだ後、静かな山里の赤松神社に足を運びました。 赤松神社 鎮守の巨木に囲まれた境内で、地域の有志が作った…
第235回 Myself Part2

第235回 Myself Part2

“言霊” “はじめに言葉ありき” “予言の自己成就”。 言葉に関する言い伝えは古今東西数ありますが、そのチカラを改めて実感した私でございます。 前回のコラムで「来る人あれば、去る人もある」と書きましたが、「去る人あれば、来る人もある」。 新しい仲間がサイファー・テックに加わってくれることになりました…
第234回 Myself

第234回 Myself

先日、長渕剛さんの武道館ライブに参戦しました。 もちろん客でしか無いのだけれど、拳を突き上げての大合唱は、観るというよりやはり“参戦”。 熱狂的な時間を過ごすことが出来ました。 数多くの長渕さんの歌の中でも好きな一曲が“Myself”。 その一節 離れていく者と 離したくねえ者とが 思いどおりいかな…
第233回 夢中

第233回 夢中

新学期始の朝、息子は夏休みの成果、昆虫標本を抱えて学校に向かいました。 小学2年生の夏休みは、それこそ、寝ても覚めてもクワガタムシ。 捕獲、世話、会話・・・。エネルギーのほとんどをクワガタに費やしていました。 夢の中にも頻繁にクワガタムシが出てくるらしく、しまいには本人も現実と夢のどちらのクワガタム…
第232回 裏方阿呆

第232回 裏方阿呆

徳島の夏はなんと言っても“阿波おどり”。 2017年も “サイファー・テック鍵屋連”として踊ることができました。 いつもの顔ぶれに、今年はじめての人。ご縁が重なり、今年もたくさんの踊る阿呆たちと楽しい一夜を過ごすことができました。 仲間との大騒ぎを好物とする道楽社長が言い出した阿波おどり参加も今年で…
第231回 負けず嫌い

第231回 負けず嫌い

何かをやったと思った時に、先達の存在を知ることがあります。 自分達の力で成し遂げたと思った次の瞬間に、「なんだ。先人の歩いた道をなぞっただけか・・・」と気づく時があります。 先輩という人種はやっぱり厳しい。先日もそんな局面を味わいました。一瞬自惚れた自分が恥ずかしくなりました。 先輩達の努力と苦労の…
第230回 無くして知るありがたさ

第230回 無くして知るありがたさ

少しの回復に油断して喋ると、翌朝にはまた声が出なくなる。 風邪をこじらせたのか喉を痛めてしまい、声が出せない日々を過ごしています。 私の仕事の進め方が、普段いかに口頭に頼っているかを知りました。 喋れないということがこれほど苦痛だとは知りませんでした。 普段当たり前のことがどれほどありがたいかを思い…