第275回 緩急の達人

「田舎はゆったりと時間が流れる」

「田舎の人はのんびりしている」

「○○(地名)タイムが心地よい」

都会人からよく聞く田舎評にして田舎人観。

 

けれど、違うんだよな。

仲間が困ったとき、誰かに助けが必要なとき、共に楽しむとき。

「よっしゃ わかった」の一声で、風神のような行動をみせる。

優先度判断の速さ、決めたら行動の素早さ、比類無し。

それでいて、慌てる必要の無いことには酒を片手に「まぁ ええでぇ」と時間を流していく。

 

人生で何が大切かを知っている賢人にして、緩急の達人。

 

こんな真面目ぶったことを言ってると「まぁ ええでぇ」と酒を注がれそうだけど。