第274回 巻き込まれ型人間
2019-05-15
“田舎に会社を移す”
そんな当社の取り組みがベースになった映画「波乗りオフィスへようこそ」。
無名男の映画にも関わらず、映画受難?と言われる時代にも関わらず、劇場にたくさんの方が足を運んでくださっているようで、嬉しい限りでございます。
私役を演じるのは、鉄道の旅番組なんかで活躍する関口知宏さん。初主演となるこの映画のオファーを受けたとき、監督から「この映画の主人公は巻き込まれる男なので、巻き込まれ型の関口さんにお願いしたい。」と口説かれ、思わず受けたのだとか。監督の選人眼に関口さん驚いたそうなのですが、私自信が「巻き込まれ型人間」に見えているのだと知り、これまたビックリしました(笑。
言われてみれば確かに私は巻き込まれ型。崇高な理念や高邁な目標を持っていた訳でも無く、動いてみた先で、目の前に起こる事象に精一杯向き合った結果、何かが起こるタイプ。
川に流され、水流に巻き込まれた先で、気がつけば川岸に辿り着くタイプ。子どもの頃に思った大人になったときのカッコイイ自分像とは大きく異なる、汗臭くスマートじゃない姿。
けれど、関口さんとお話をして、それでもいいのだと改めて思った。突き進む人生の輝きもあらば、巻き込まれる人生の味もある。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
これからも一生懸命巻き込まれてみよう。