サイファー・テック主催のIoTデバイス開発合宿にて学生が開発したIoTデバイスが「ICTとくしま大賞」ドコモ賞を受賞

大学生、大学院生を対象にしたインターン「IoTデバイス開発合宿 in 美波Lab」(主催:サイファー・テック株式会社)にて開発したアプリ高齢者見守りシステム「みながめ」が、徳島県などが主催する第5回「ICT(愛して)とくしま大賞」にて、ドコモ賞を受賞いたしました。

授賞式の様子

授賞式の様子

■インターン概要
 少子高齢化や過疎化の急速な進行は、地方そして日本の大きな社会問題となっています。その要因の一つとして地元での就職難による若者の都市部への流出等が挙げられますが、企業の都市集中は通信インフラにより理論的には解消でき、特にIT業界は地域を問わず事業展開することが可能であることが、サテライトオフィスによって実証されています。そこでサイファー・テックは、「IT×地方×若者×企業」の組み合わせが、地域が抱える課題の解決に向けた鍵になると考えて、2012年度から徳島県美波町にて夏期インターン体験合宿を毎年開催しています。
 2015年度はIoT開発に興味がある学生向けに企画立案から開発までを体験させ、一般応募の中から選出した9名の大学生・大学院生が集い、徳島県美波町を舞台に、急速な過疎化など直面する地方の課題解決に繋がるIoTデバイスを共同で企画・開発いたしました。

■受賞作品について
 高齢者見守りシステム「みながめ」は触覚、音声、温度センサー、小型カメラを搭載したウミガメのぬいぐるみから、情報を取得・送信し、インターネット経由で家族のスマートフォンの専用アプリに高齢者の安否情報を知らせます。高齢者がぬいぐるみに触れたり話しかけたりすることで、その時間と画像や音声などが専用アプリに配信され、家族は安否を知ることが可能になります。また、温度センサーによって定期的に室温を計測し、総務省消防庁が定めた熱中症になりやすい室温(29℃以上)になるとぬいぐるみが手を振ったり鳴いたりして高齢者自身に直接注意を促し、熱中症予防につなげます。

アプリ高齢者見守りシステム「みながめ」

アプリ高齢者見守りシステム「みながめ」